この5年間、Johannes Vitzthumの人生はトラック搬送システムの技術を中心に回ってきました。機械工学を学んだ若きプロダクトマネージャは、キャリアの大半をこの革新的なテクノロジーに捧げています。
「スーパーマーケットの中を歩いていて、食品でいっぱいの棚を見ると思わず微笑んでしまうことがよくあります」 とVitzthumは言います。それは、彼が目にする多くの製品の生産と包装において、この技術が重要な役割を果たしていることを知っているからです。「コーヒーやチョコレート、モッツァレラチーズなど商品に手を伸ばすと、思わず誇らしげな気持ちになるんですよ」とほほえましく話します。
より速く、より安く、そしてより柔軟に
B&Rのリニア搬送システム担当プロダクトマネージャであるVitzthumは、製造業が直面している課題を熟知しています。「製造システムに共通しているワードは、より速く、より安く、より柔軟に、ということです。そして、それを可能にするのがトラックベースの搬送システムなのです」。では、この革新的なテクノロジーのなにが魅力的なのでしょうか。それは、このテクノロジーが生み出す多才な機能にあります。「新しいコンセプトのマシンでは、イマジネーションを膨らませることができ、そしてそれを実現するための方法をマシンが提案してくれます。そのため、プロダクトマネージャとしての日々の仕事は、とてもエキサイティングなのです。」
機械工学の修士号と経営学の学士号を持つVitzthumは、プロダクトマネジメントに理想的な資質を備えています。「これまでの経歴、経験があるからこそ、お客さまの悩みに共感し、目線を合わせた建設的なご提案ができるのだと自負しています。」
B&Rでは、あらゆる角度から解決策を見出すことができる専門家のチームでお客さまをサポートします。しかし、この充実したチームワークのベネフィットを感じるのはお客さまだけでなく、Vitzthumもこの緊密なコラボレーションを高く評価しています。「社内のさまざまな分野を知ることができ、より広い、全体像を把握するのに役立っています。当社の製品はすべて、お客さまの課題を解決するためにシームレスに連動しています。ですから、当社の社員はみな同じ気持ち、同じ目線です。」
革新における役割
Vitzthumは、B&Rに入社して最初の社内ツアーでSuperTrakシステムを見せてもらい、即座にこう思いました。「この技術は市場の常識を根底から覆すものであり、私もその一翼を担いたい!」
B&Rのお客さまが抱える特有の課題に対するスキルを磨くため、VitzthumはB&Rトレーニングプログラムであるエンジニアリングキャンプを修了し、B&Rのキャリアをスタートさせました。「その4ヶ月をとても懐かしく思い出します」と彼は振り返ります。「それは本当にエキサイティングな時間でした。そして同時にとてもやりがいのある時間でもありました。信じられないほど多くのことを学び、それはいまでも役に立っています。そして何よりもプログラミングの知識が劇的に広がりました」。その後、彼は最新のフレキシブルなマシンを担当するアプリケーションエンジニアとして活躍します。
トラックはニッチな製品ではない
トラックを使った搬送システムは、今日の製造システムにおいて重要な役割を担っており、世界中の多くの業界で使用されています。「オーストラリアでの見本市、日本での顧客訪問、アメリカでの製品発表会など、ほぼすべての大陸に足を運びました」とVitzthumは言います。彼は、この技術が今後も勢いを増し、継続的な成功を収めると確信しています。
また、これはニッチな製品ではなく、あらゆるタイプのアプリケーションに多くの利点をもたらすことも述べています。特に、トラック搬送システムを自動化システムに統合することで、機械メーカーがエンドユーザーの要件を最適に満たすトータルソリューションを提供します。それは、マシンの生産性をまったくの新しいレベルに引き上げることを可能にします。
未来がもたらすもの
「私は占い師ではありませんが、未来に目を向けると人間性や消費者の行動が加速度的に変化していくことは明らかです」とVitzthumは言います。「それに対応するために、製造業は絶えず自己革新をしていくのでしょう」。 トラック搬送システムは、新しいマシンのコンセプトを生み出す無限の可能性を秘めているのです。「私は新しいアイデアやアプローチを探求することが好きで、そして常に挑戦しています。私のモットーは”不可能はない”ですからね。だから、このテクノロジーは私にぴったりなのです」。
スナップショット 最終学歴: ミュンヘン工科大学で機械工学を専攻 B&Rでの現職: ACOPOStrakのプロダクトマネージャ 現職の魅力: 「この製品は、明確で直接的な付加価値を提供する、より具体的な製品です。この技術はまだ歴史が浅く、また今後市場を大きく変えていく可能性を秘めており、私はその革新の一翼を担えることにワクワクしています。だからこそ、私はこの革新的な技術に一目惚れしたのです。新しいマシンのコンセプトは、想像を膨らませることができますし、それを実現するための方法も、ほぼ毎回マシンが提供してくれます。だから、私の仕事はとてもエキサイティングなんです」。 |